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一般内科の病気1

かぜ

風邪(かぜ)

一般内科でもっとも多くの患者さんが訪れるのが風邪(かぜ)症状です。医療用語では「かぜ症候群」という名前で呼ばれています。鼻腔から咽頭までの通り道を「上気道」といいますが、この部位の急性炎症による症状を呈する疾患のことをかぜ症候群と定義しています。

どんな健康な方でも風邪をひいたことがない人はいないと思います。くしゃみや咳などで飛散する飛沫を介してウイルスや細菌などの病原体が気道内に入り感染を起こします。

 

原因ウイルスとしてはライノウイルス、コロナウイルス、RSウイルス、アデノウイルスなどが多いです。

風邪の原因として頻度は低いですが、肺炎球菌、溶連菌、マイコプラズマ、インフルエンザ桿菌などの感染では、肺炎などに発展する可能性があり注意が必要です。

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風邪になったら


薬局などで手に入る市販薬でも対応可能ですが、長引かせると家庭内で感染をまん延させるケースや、重篤化して思わぬ重症となるケースもありますので、ひき始めに正しい対処をし早めに治すことが大切です。

 

あしかり内科には、かぜ症候群で来院される患者さんがたくさんいらっしゃいます。ただの風邪と思われる症状でも、怖い病気が隠れている場合がありますので、内科専門医が丁寧に診察し、適切なお薬で早く治るようにサポートします。

 

せき、たん、鼻水、鼻づまり、のどの痛み、発熱、頭痛、全身倦怠感などの症状がみられた際には、お気軽にあしかり内科を受診してください。

インフルエンザ

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インフルエンザは普通の風邪と違い、38℃以上の発熱、頭痛、関節痛、筋肉痛、全身倦怠感(だるい)などの症状が比較的急速に現れる感染症です。

しかし発熱が軽度にとどまるものや、風邪と同じような症状(咳、のどの痛み、くしゃみ等)で発症するものもあるため、普通の風邪と見分けがつきにくいこともあります。

 

小児や高齢者、免疫力の低下した方では二次性の肺炎、急性脳症など重症化するケースもあります。

日本では例年12月~3月に流行しますが、ウイルスは1年中存在します。

インフルエンザの予防法

インフルエンザにかからないためには以下の予防法が挙げられます。

1)流行前のワクチン接種

インフルエンザワクチンは、感染後に発症する可能性を低くする効果と、発症した場合に重症化を防ぐ効果があります。日本ではワクチン接種をする方が増加する傾向にあります。

2)外出後の手洗い、うがい

流水・石鹸による手洗いは、手指についたインフルエンザウイルスを物理的に除去するための有効な対策です。アルコール製剤による手指衛生も効果があります。

3)適度な湿度

空気が乾燥していると、気道(口から肺に至る道のことです)粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。特に乾燥する冬の室内では、加湿器などを使って適度な湿度(50~60%)を保つことが重要です。

4)人混みや繁華街への外出を控える

インフルエンザの流行時期(12月~3月ころ)は、高齢者の方や基礎疾患のある方、妊婦、体調のすぐれない方は人混みや繁華街への外出を控えましょう。やむを得ず外出して人混みに入る可能性があるときは飛沫感染を防ぐことのできる不織布マスクを着用すること、外出から帰宅したときに手洗いうがいを励行することが大切な感染防御策です。
 

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