- 女性医師による大腸カメラ検査とは
- 女性と大腸がんの関係
- 女性が大腸検査を
受けにくいと感じる理由 - 女性医師が担当することの
安心感とメリット - プライバシーに配慮した大腸カメラ
- 痛みに配慮した大腸カメラ検査
- 当院の大腸カメラ検査の特徴
- 大腸カメラ検査をお考えの女性の方へ
女性医師による
大腸カメラ検査とは
大腸カメラ検査(下部消化管内視鏡検査)は、肛門から細く柔らかいスコープを挿入し、大腸全体の粘膜を直接観察する検査です。大腸粘膜の炎症や大腸ポリープ、潰瘍、さらには数ミリ単位の大腸がんも発見することができる検査です。とくに近年は日本における大腸がんの罹患率が増加傾向にあり、男女ともにがんによる死亡原因の上位を占めることから、定期的な大腸カメラ検査の重要性は年々高まっています。従来、大腸カメラといえば「恥ずかしい」「痛そう」「つらそう」というイメージが先行し、とくに女性の受診率は低い傾向が指摘されてきました。そのようなお悩みがある女性の方でも安心して大腸カメラ検査を受けていただけるように、当院では、女性医師による大腸カメラを実施しております。「女性医師にしか相談しづらい症状」や「男性医師には話しづらい排便や婦人科系の不調」といった問題を抱える患者様にとって、女性医師が担当することは大腸カメラ検査を前向きに受けて頂くためのきっかけになればと思います。
女性と大腸がんの関係
大腸がんは男女ともに増加傾向にある疾患ですが、女性も例外ではありません。特に40歳以降の女性では大腸がんの発症リスクが上昇し、進行すると症状が軽くても進行していることがあります。初期の自覚症状はほとんどありませんが、便通の変化や繰り返す下痢・便秘、血便などの症状が現れることもあります。そのため、症状がなくても定期的な大腸カメラ検査により、ポリープや初期がんを早期に発見・切除することで、将来的な大腸がんリスクを大幅に減らすことが大切です。大腸がんを早期発見するためにも早めに大腸カメラ検査を受けるようにしましょう。
女性の大腸がんの死亡者数
~部位別でのがん死亡数(2021年度)~
| 1位 | 2位 | 3位 | 4位 | 5位 | |
| 男性 | 肺 | 大腸 | 胃 | 膵臓 | 肝臓 |
| 女性 | 大腸 | 肺 | 膵臓 | 乳房 | 胃 |
| 男女計 | 肺 | 大腸 | 膵臓 | 胃 | 肝臓 |
※出典「国立がん研究センターがん情報サービス」
女性が大腸検査を受けにくい
と感じる理由
女性が大腸カメラを敬遠する理由の一つとして、「羞恥心」があるかと思います。大腸カメラ検査では、肛門からスコープを挿入するため、どうしても心理的な抵抗を感じやすいとも言われています。また、女性に多い便秘や腹部膨満感、過敏性腸症候群といった症状は、精神的ストレスとも密接に関わっており、「恥ずかしさ」や「不安」が一層検査を受けにくくしている原因かもしれません。さらに、生理や妊娠・出産、更年期といった女性特有のライフイベントも加わり、腸のトラブルや検査のタイミングを複雑にしています。このように、心理的・身体的な要素により、女性は大腸カメラ検査を後回しにしやすい状況にあります。当院では少しでも多くの患者様に検査を受けて頂けるように、女性医師による大腸カメラ検査を実施しておりますので、女性特有のお悩みなど些細なことでもお気軽にご相談ください。
女性医師が担当することの
安心感とメリット
患者様によっては「同性の医師なら恥ずかしさが少なく、安心できる」と感じられる方もいらっしゃるかと思います。また女性医師の場合には、女性特有の体調や疾患に対して理解が深いなどのメリットもあります。例えば、月経周期と排便の関係、更年期に伴う便通異常、婦人科系疾患と腸症状の関連など、女性ならではの医学的知見を踏まえた上で検査や診療を行うことができます。男性医師には話しにくい症状も、女性医師であれば相談しやすいと感じる患者様のためにも、当院では女性医師と女性看護師での大腸カメラ検査を実施し、患者様の皆様のプライバシーにも配慮させて頂いております。
プライバシーに配慮した
大腸カメラ
当院では、男性も女性も全ての患者様に大腸カメラ検査を受けて頂けるようにプライバシーに配慮した検査を実施しております。
①女性スタッフのみの検査
大腸カメラ検査中は、女性医師と女性スタッフによる検査を実施しております。女性医師による大腸カメラ検査をご希望の場合にはお気軽にご相談ください。
②痛みにも配慮
当院では女性医師による大腸カメラ検査でも、鎮静剤を使用して、リラックスした状態で検査を受けていただくことが可能です。患者様の苦痛や不快感を最小限に抑えた検査を心がけておりますので、この機会にぜひ大腸カメラ検査をご受診ください。
痛みに配慮した
大腸カメラ検査
当院では、患者様皆様に少しでも安心して大腸カメラ検査を受けて頂けるように様々な工夫をしております。
①
眠ってできる大腸カメラ検査
当院の大腸カメラ検査はウトウトとした状態で受けて頂くことも可能です。鎮静剤といわれる眠り薬を注射で投与することで、検査中はウトウトとした状態となり、痛みや不快感をほとんど感じない状態で検査を受けることができます。検査後はしばらく休む必要がありますが、「気づいたら終わっていた」という患者様の声も多いために、大腸カメラ検査が少しでも怖いと感じる方もお気軽にご相談ください。
②
最新の内視鏡設備を導入
当院では最新の内視鏡設備を導入しています。最新の拡大内視鏡スコープを用いて、最大拡大倍率135倍の光学ズームが可能となります。それにより、対象病変を高倍率で拡大観察を行うことができます。また、高感度CMOSイメージセンサーにより、ノイズが少なくハイビジョンを上回る高画質で観察することができ、質の高い検査を行っております。
③
二酸化炭素による
おなかの張りを軽減
当院では大腸を膨らませる送気には炭酸ガスを使用しております。炭酸ガスを用いることで大腸カメラ検査後のお腹の張りを軽減することができます。そのため、検査が終わった後も身体の負担が少ない検査となっております。
④
経験豊富な女性医師による
大腸カメラ
当院では、経験豊富な女性医師による大腸カメラ検査を実施しております。豊富な経験と高い技術を有する女性医師が患者様の状態にあわせて適切な検査を実施しておりますので、安心してご相談ください。
当院の大腸カメラ検査の特徴
①
女性医師による大腸カメラ
当院では女性医師による大腸カメラ検査を実施しております。女性医師ならではの悩みや恥ずかしさなどにより大腸カメラ検査の受診を避けている方は、ぜひ当院にお気軽にご相談ください。当院では、男性・女性に関わらず皆様に対して安心して検査を受けて頂ける体制を整えております。
②
内視鏡専門医による
安心の大腸カメラ検査
当院では、日本消化器内視鏡学会認定の専門医・指導医による大腸カメラ検査を実施しております。豊富な経験と高度な技術を持つ医師が最新の内視鏡システムを駆使することで、精密かつ安全性の高い検査を受けていただけます。
③
鎮静剤を使用した
苦痛の少ない検査
当院の大腸カメラ検査では、鎮静剤を使用することでリラックスした状態で検査を受けていただけます。ウトウトとした状態で検査が進むため、不快感や苦痛を最小限に抑えることができます。
④
日帰り大腸ポリープ切除に
対応
検査中に大腸ポリープなどの病変が見つかった場合には、その場で切除を行うことが可能です。入院の必要はなく、日帰りで治療まで対応できますので、患者様の負担を軽減することができます。
⑤
最新の内視鏡設備を導入
当院では、最大135倍の光学ズームを搭載した拡大内視鏡スコープを導入しています。高感度CMOSイメージセンサーにより、ノイズの少ない高画質な映像で観察することができ、微小な病変も見逃さず診断することが可能です。
⑥
内視鏡検査室2部屋・
リカバリーベッド5台完備
当院は検査室が2部屋あり、効率よく検査を行う体制を整えています。また、鎮静剤を使用した方には検査後にそのまま休んでいただけるリカバリーベッドを5台完備しており、プライバシーにも十分に配慮した環境で安心してお休みいただけます。
⑦
院内下剤半個室4室・
トイレ2室完備
ご自宅での下剤服用に不安がある方のために、院内に半個室4室とトイレ2室を完備しています。周囲を気にせず、落ち着いた環境で下剤の服用と準備を行っていただけます。
⑧
土曜日の内視鏡検査も可能
平日の受診が難しい方のために、土曜日の大腸カメラ検査にも対応しております。お仕事やご家庭の事情で平日に時間を取れない方にも安心して受診していただけます。
⑨
胃・大腸カメラ同日検査に
対応
当院では、胃カメラと大腸カメラを同日に受けることが可能です。検査前の処置や食事制限を一度で済ませることができるため、患者様の負担を大幅に軽減することができます。
⑩
二酸化炭素送気で
おなかの張りを軽減
大腸を広げる際には炭酸ガスを使用しています。炭酸ガスは空気に比べて体内に吸収されやすいため、検査後のおなかの張りを抑えることができます。吸収された炭酸ガスは呼気として自然に体外へ排出されますので、安全にご利用いただけます。
⑪
検査後はリカバリールームで安静に
検査終了後は、専用のリカバリールームでお休みいただけます。ベッドに横になったまま移動が可能で、プライバシーを確保した落ち着いた空間で安静に過ごしていただけます。
⑫
上大岡駅東口より徒歩2分の
便利なアクセス
当院は、上大岡駅東口より徒歩2分の好立地に位置しております。電車でご来院の方も駅よりお気軽にご来院頂くことが可能です。
大腸カメラ検査をお考えの
女性の方へ
大腸カメラ検査は、初めて受ける方にとって不安や緊張を感じやすい検査ですが、女性にとっては特に「恥ずかしさ」や「痛み」に対する心配をされる方もいらっしゃると思います。当院では、こうした不安を少しでも軽減できるよう、女性医師による大腸カメラ検査も実施しております。また、女性医師による大腸カメラ検査であっても鎮静剤や炭酸ガス送気など、痛みや不快感を抑える工夫を行っています。院内の下剤服用半個室やリカバリールームの完備により、プライバシーにも配慮しています。さらに、仕事や家事で忙しい方でも、土曜日の検査や胃カメラとの同日検査にも対応していますので、無理なく受診していただけます。女性の方が安心して検査を受けられる環境を整えておりますので、少しでも大腸カメラ検査に不安を感じている方も、ぜひ一度ご相談ください。

